2014年1月3日金曜日

ふるさと村

1月3日、どこにも出かけないというのも寂しいのでスクーターを20分ほど走らせて「寺家ふるさと村」という場所に行ってきた。

元々私が育った場所に近く懐かしさもあり、季節ごとに訪れる場所だ。

私にとって故郷と呼べる所なのかもしれない。

 

けれども、私にとって子供の頃には良い思い出がない。

この頃の記憶が私の「心の病」の要因の一つになっているからだ。

だからここを訪れるときには複雑な思いがある。

 

そもそも、何故そんな場所を私は懐かしいと思うのだろう?

この場所には辛い思い出ばかりなのだ。

普通、人はそういう場所を捨てて2度と戻ろうとはしないはずなのだろう。

でも、私はこうして帰ってくる。

 

別れて暮らしている家族がいるからなのかもしれない。

ここには家内と子供たちが住んでいる。

しかし、私は彼女たちに会おうとはしていない。

 

では何故、私は帰ってくるのだろう?

ここには少ないけれども友人たちと過ごした時間もある。

純粋な子供の頃の少ない記憶だ。

それは誰もが持つものだ。

それを懐かしんでいるのだろうか?

いや、そうではないような気がする。

 

この場所は母の実家のあった場所でもある。

父の実家は小さな頃に出てしまったので記憶そのものがない。

なので、特別な思いがあるのかもしれない。

「血の記憶」とでも言うのだろうか?

いや、それとも違うような気がする。

 

結局、何故ここに戻ってくるのかはわからない。

探ろうとしないほうが良いのかもしれない。

何れにしても心の深いところに理由があるのかもしれない。

ならば触らないほうが良いようにも感じる。

 

これからも私はここに来るのだろう。

私の心の原風景であるかもしれないからだ。。

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