2014年1月9日木曜日

認知行動療法

さて、認知行動療法のお話だ。
私は心理学を勉強したわけではないので、詳しいことは解らないが、リワークプログラムでその入り口をかじったと思っている。
そして、これはいつでも行えることを前提としたツールではないかと思っている。
ここはとても大事なことではないだろうか?

また、私は全ての事象に当てはまることではないが、認知とアクションプランは連動するところがあるとも思っている。
認知だけで考え方が変わることがない場合もあるし、目標を建てた裏付けが必要なアクションプランもあると思っている。
認知と行動がひとつの言葉で表されているゆえんではないだろうか?
だから認知はこの治療法の入口に当たるのではないだろうか?

そこで認知をどう行うかというお話になる。
私が思うに認知は何時、何処ででも出来る必要がある。
だからノートでもいいから持ち歩いていつでも出来るようにする必要がある。
テレビで紹介された例では、ノートに状況と自動思考を書かせる日記という方法を採用していた。
では、適応的思考はどうするのか?
主治医との面談の際に導き出していた。

確かにノートを持ち歩くのは良い方法だと思う。
しかし、私の場合ひとつ問題がある。
文字がとてつもなく汚いのだ。
自分でさえも読めない場合があるくらいだ。

そこで私は認知行動療法のデータベースを作りデスクトップとノートパソコンで同期が取れるようにした。
これでいつでも何処ででも認知は出来るはずだった。
けれども、現実は違っていた。
ノートパソコンを持ち歩いて認知をしようとした場合、入力が出来る最低限の環境が必要なのだ。
それにいくら小型化されたといってもノートパソコンは重い。
だから、あまり持ち歩きたくはない。
壁にぶち当たってしまった。
そこでもう一度認知を行う作業というものを見直してみた。

テレビで紹介された例を見て思ったことは、自動思考までを書き出しても認知は不完全ではないのかということだった。
適応的思考を主治医と導き出しても、その間には相当な時間の間隔が横たわっている。
これでいいのかと思った。
これまでの私は、状況から適応的思考まで一気に導き出していた。
それが普通なのだろうと思っていた。
そこで以前リワークのスタッフさんが言っていたことを思い出した。
認知で大事なのは自動思考を導き出すことだと。。

そこまで思い返して、再びテレビの事例を考えてみた。
その事例では自動思考を導き出すのを患者本人にやらせていた。
恐らく事例に対してホットなうちに自動思考を導いているのだろう。
そこで認知の作業には2つの側面があるのではないだろうかと思った。

その2つの側面とは、ホットなうちに行う作業と、時間をかけて分析する作業だ。
ホットなうちの作業とは自動思考を捉えるCBTの世界だ。
そして時間をかけて分析するのは、根拠、反証、思考の歪だ。
そうなると認知の作業は2つに切り分けられる。

そこまで考えて、自分の周囲に或るデバイスについて考えた。
私が持っている携帯できるデバイスはノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末だ。
その中で入力しやすのはノートパソコンタブレットだ。
どちらも何処ででもインターネット環境に接続できる。
そこで、CBTの部分をタブレットに任せてしまおうと考えた。

外ではタブレットでCBT、家ではデスクトップ、外の環境が整ったところではノートで分析、必要ならアクションプランを立てる。
この使い分けを暫くしてみようと思う。

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