2014年1月25日土曜日

病院の朝

病院の朝は早い。
今日は大学病院の通院日なのだが、朝7時の時点で、多くの人が受付機の開くのを待っている。
患者数が多いからと言えばそれまでなのだが、実にこんな時間によく来るものだと感心する。

そういう私もそんな中の一人だ。
私の場合は事前の検査があるので、その結果が出ないと診察は出来ない。
つまり予約の時間に間に合うように来ても、一時間以上も待たされるのだ。
そんな人も大勢居る。

日本人はこういう待たされるときのマナーは良いそうだ。
キチンと列を作って順番を待っているそうだ。
これが他の国では案外出来ないらしい。

ところが、そんな日本人も他の事ではマナーの悪いところが目に付く。
優先席しかり、エスカレーターしかりだ。
ともすれば平気で他人を突き飛ばしていく。
困ったものだと思う。

こういう人間に以前は強い怒りを感じていた。
そしてその怒りをぶつけていた。
どうしても許すことが出来なかった。
こういう人間は人の事を思いやることが出来ない。
そう思っていたからだ。

どうして、そこまで怒るのか?
それはやはり生育歴の中に原因がある。
いわれのないいじめを長い間受け続けてきたからだ。
だから人の事を思いやれないのは理不尽なことだと思っていた。

けれども、最近はそこまで怒ることは少なくなってきた。
その感情が無くなったわけではない。
そういう人間は情けない奴だと失望するようになったのだ。
どうせ注意しても分からない。
そう思うようになってきたのだ。

その心境の変化がどこから繰るのか、実は良く分かっていない。
薬の効果というものが大きいとは思うが、それだけではないだろう。
とはいえ、その原因を求めようとは思わない。
怒ることは同時に自分を苦しくさせる。
だがそれで現実が変わるわけではない。
他人を変えることは出来ないのだ。

だからなのか、今の私は自分を変えようとしているのかもしれない。
苦しむことは損なのだから。。

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