今はお昼休み。
昼食を終えてゆったりとしている。
職場には11人ほどいるのだが、今は思い思いのことをしていて静かだ。
もともと私は静かな時というのが苦手だ。
家にいるときにはたいていテレビかラジオをつけている。
寝るときも無音状態というものが苦手なのでラジオをつけているくらいだ。
無音状態に恐怖すら感じている。
無音の状態になると自分の存在が危うくなったような錯覚に陥る。
孤独感というものも一段と強く感じる。
それが恐怖を引き起こしているようだ。
私の記憶の中には駅に置き去りにされたというものが鮮明に残っている。
それが夢なのか、現実であったのかは定かではないがとても強い記憶だ。
取り残されたというか、自分の存在が否定されたように感じた。
幼い頃だったので親の庇護がなければ生きられないからだ。
また、闇の中にいるというイメージもある。
そこは僅かな光すらなく、人の気配さえ感じない。
勿論、音などは存在しない。
そういう記憶やイメージが無音状態に対して私が過敏に反応してしまう理由なのだろう。
無音=闇という図式があるのかもしれない。
だからといって賑やかなところが好きだというわけでもない。
どちらかというと苦手だ。
沢山の人が苦手なのだ。
結局寂しいだけなのかもしれない。
多くの人は好まないが、である。
これを直そうとは今のところ思ってはいない。
記憶を消すことは出来ないし、夜中のラジオをつけていても問題が無いからだ。
いつかは直ってくれるのだろう。
そう思っている。
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