2013年12月23日月曜日

曇り空

今日は朝から曇っている。
厚い雲が空を覆い、日差しらしいものがないので風が冷たい。
休日に来るお店の暖房も心なしか温度が低いように感じる。

思えばこれまでのわたしの心には今日の空のような厚い雲が掛かっていたように思える。
どんよりと薄暗くて日差しの温かみも無い凍った世界の様だった。
だから出口が見えなくて苦しんでいた。

一体何がこんな状態にしていたのだろう?
そんな風に考えることがある。
そこには不遇な運命と思い込んでいた自分が居たような気がする。
では何故そう思っていたのだろう?

少し前に見たテレビ番組で鬱病のことをやっていた。
そこでは、魚でさえも欝状態になると言っていた。
天敵のいる水槽内で絶えず生命の危機を感じさせるようにすると魚は欝状態になるのだそうだ。
これは防御本能に絶えず強いストレスを与え続けた結果なのだそうだ。これは私の状況に似ているのではないか、そう感じた。

私も絶えずストレスの中にいた。
親類から生きることを否定され、絶えず苛められてきた。
まるでそれは先ほどの魚の状態に似ている。
欝状態になっても不思議ではなかったかもしれない。

私にはもうひとつの側面がある。
それは激しい怒りを制御出来ないという側面だ。
これもまた、生育歴の中に答えはあると思っている。
親類からの苛めの中、理不尽な出来事を呪っていた。
そして力の無い私は、それを心の奥に押しとどめなければならなかった。
力のある者が行う不条理なこと。
それは私の中に蓄積され、表に出ることを待っていた。

それが表に出たのが私の病なのだろう。

二つの側面は私の中にわずかに残っている良心というものを締め付けた。
それが私の中の苦しみだった。
今、まだそれは解決できていないように思う。
多分それは私の残された人生の中で解決していくことなのだろう。
それでも私はもう心の闇という感覚はなくなってきている。
私の曇り空にもうっすらと日差しが差してきたのではないのだろうか。。

0 件のコメント: