今はお昼休み。
会社のとあるフロアで保険屋さんがマスクを配っていた。
なので、用事もないのにそのフロアに行き、マスクを貰って来た。
季節柄花粉対策用のそれなのだろう。
早い所ではもう飛散しているらしい。
私は花粉症ではなのでその苦しさは分からないのだが、花粉症の人は大変な苦しさを味わうらしい。
心の病、鬱病や躁鬱病などはそれに似ているのかもしれない。
余程の重篤な状態でなければ外からは分からないからだ。
故に中々理解されない。
理解されないがために責められてしまうこともある。
悪循環の中に放り込まれるのだ。
薬も当然あるのだが、この病は病名が中々つかないこともある。
その為に治療も手探りになることもあるらしい。
たまに聞くのが中々治らないから医者を替える。
人間的に合わないから医者を替えるというものだ。
確かに医者と患者の間には信頼関係がとても重要だ。
それなくして良い治療は受けられないし、症状も改善しないだろう。
でも、コロコロと医者を替えるのはどうかと思う。
単純な人間関係でも信頼するのには時間を必要とする。
だから会ってすぐにそれを構築するのは難しい筈だ。
それなのにこの関係では苦しさ故にすぐに信頼関係を持とうとする。
それが出来なければ医者を替える。
これでは堂々巡りだ。
それでも、どうしても信頼が置けない場合、医者を替える必要もある。
中には良くない医者も居るだろうからだ。
ただ、そうなるとその見極めが難しい。
コロコロと医者を変えるとその度に治療がリセットされてしまう。
それは好ましくはない。
だが、医者選びまでを苦しい中でしないといけない環境は如何なものかと思う。
出来うるならばこういった病気も予防が出来るといい。
風邪や花粉症などの時にマスクをするように対処できる方法がもっと一般に広がると良いと思う。
そんな時もいつかは来るのだろう。
その日が来てくれるのを私は待とうと思う。