シリーズものの小説3作目を書き上げた。
最初のうちは一人も殺さないようにと思っていたが、結果としては5人(犯人を含めると6人)、殺してしまった。
ヴァンパイアものなので仕方がないように思えるが、ヴァンパイア自身は犯人しか殺していない。
その犯人も人間ではない。
このシリーズでは既に10人が死んでいる。
よく殺したものだ。
このシリーズの中で一番死者が少ないのが2作目の「秘めた想い」だ。
ここでは一人しか死んでいない。
「哀しき血脈」はヴァンパイアの少年と人間の少女(9歳)の淡い恋物語、そこに五芒星をかたどった動物虐待事件と2件の女性に対する連続殺人事件が絡んでくる。
シリーズを貫いているのは『紅い菊』という存在を宿した少女と彼女を葬る運命を背負った少女の幼なじみの話。
「哀しき血脈」はシリーズで2番目に長い話だが、もっとも短時間で書き上げた作品だ。
一番長くかかったのは、3作品の中で一番長い「踏みにじられた生命」だ。
これはいじめ抜かれて殺された少女の復習劇になっている。
これらの作品の中には私の育成歴の中で膨らんできた憎悪が潜んでいるのかもしれない。
だから私はまた作品の中で人を殺していくのだろう…。
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