2013年9月11日水曜日

戦士

心の痛みは誰にも理解されない。
「どうしてわからないんだ」叫んでみても、それは虚しく消えていくだけ。
それを望むことは無駄なのかもしれない。
心はそう言って折れていく。

人は一人では生きていけない。
分かち合うことで痛みを少なく感じることができる。
だが、いつもそういう環境に居られるわけではない。
時には孤独とともに戦わなければいけない。
心を折らずに、向き合わなければならない。

そんな時、人は戦士となる。
決して勝つことのない戦いに身を置く孤高の戦士となる。
その戦いは理解されることはない。
ただ生きるために戦い続ける。

孤独は、時には最大の弱点となり、最強の武器にもなる。
心と向き合うとき、人は孤独に触れ、打ちのめされる。
だが、心の意味での戦いはその先にある。
孤独を乗り越えた強さが試される戦いがある。
それは、時には血みどろの戦いになる。
だが、その姿を見せた時、心は初めてその姿を現す。
その時、孤独はそっと寄り添う戦友となる。
孤独の中で生きられる「人」が生まれる。

もしかすると、心の問題は理解されなくてもいいのかもしれない。
そんな環境に耐えられる心の強さを身につければいいのかもしれない。
何故なら、それは自分自身の問題であるのだから。
自分の心と向き合い、受け入れることなのだから。
そうする人を私は呼ぶ。
ただ一言、「戦士」と。。

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